■大きな虫歯(C3)で、神経までやられてしまったら・・・ (07/07/21)
今回は、歯髄(神経)の治療について(根の治療とも言います)。
一般的に、虫歯で痛みを伴ない「コレはヤバイ!」と思って歯医者に駆け込む時、虫歯のステージでC3、歯髄に細菌が入り込んだ状態です。
抜歯すれば痛みもなくなり、簡単な話ですが、お口の将来を考えると頑張って治療を受けてもらい、抜かずに使っていきたいものです。
歯髄の治療ともなると、難易度が増し、治療自体も複雑です。ごく小さな歯の内部、しかも直接見ることのできない細菌に感染した細い歯髄をきれいに取り除き、根の周りの炎症を治してもちこたえるのですから、きわめて繊細で高度なテクニックが必要です。
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| 1:虫歯の部分を含め 、掃除しやすい様 に削る |
2:根管長測定器で根 管の長さを測る |
3:汚染された根管を 削って慎重に掃除 をしながら、根管の 形を整える |
4:消毒薬を注入して 根管のなかを消毒 する |
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| 8:根管充填終了! | 7:「根管充填」細い詰 めものを何本も使 って先端までしっ かり詰め |
6:そのまま経過観察 し、治癒傾向を確 認する |
5:消毒薬や充填剤を しっかりと仮封する |
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| 9:削った部分をうめ て、歯を補強する (クラウンをつける ための土台づくり) |
10:クラウンがかぶさ る部分を削る |
11:クラウンが固定さ れ、咬み合わせを |
| 具体的には | |
| 1 | 効率よく作業ができるように、虫歯の部分を含め、歯を削ります。 |
| 2 | 根の先まで過不足なく清掃する為に、精密な測定器で根の中の長さを測ります。 |
| 3〜6 | 測った長さに合わせて、感染した歯髄をかき出していきます。ファイルという金属の細い器具で慎重に根気よく行います。 同時に消毒薬を使いながら、最終充填剤を詰めやすいように、根管内の形を整えていきます。 この3の作業が非常に重要で、通常、奥歯の場合、根が三本ありますので、数回にわけて徹底的に行います。 |
| 7・8 | 数回かけて、きれいに掃除したあとは、根管充填を行い、永久充填剤で根管内をふさぎます。 |
| 9 | 根の治療が終了したら、はじめに削った部分をレジンや、ポストを使って補強しながら、うめます。これが、クラウンの土台となります。 |
| 10 | 歯にかぶせるため、クラウンがかぶさる部分(ほぼ歯の全周)を削って型をとります。 |
| 11 | クラウンをかぶせて、咬み合わせチェック、定期的な観察に移行します。 |
C3の歯の治療はとても手間のかかる治療であり、歯の保存上、最後のトリデとも言うべき大切な治療
です。特に、3・4は同じ作業が何回も続き、
「本当になおっているのかなあ?」 とか 「まだ終わらないのかなあ?」
と不安に感じ患者様から治療を中断してしまうケースもあります。
この場合、新たな細菌が徐々に感染し、また削ったところから虫歯が再発し、多くの場合治療を再開しても完治困難、もしくは抜歯という最悪のケースを免れません。
「根管治療」の内容をよくご理解頂き、患者様自身も根気よく通院し、最善の状態で維持して行くことをおすすめします。また、不安な時は先生に「今、どういう状態なのか?」をたずねてみるのも良いでしょう?












