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2020/11/03
歯の寿命をのばす予防歯科

歯の寿命、最終ステージを知っておこう

「歯の寿命をのばす予防歯科」を実践する姫路市飾磨区のおかもと総合歯科です。

前回は、「治る」意味には2パターンあって、「歯科治療」の場合、完全に元に戻るのではなく

「治った」と思っても実際は『歯質や 根を支える骨を失った状態で治る』事をお伝えしました。


つまり、「治療」を繰り返す度に歯を削ったり、歯周病で骨が減っていくばかりです。

歯の治療は残念ながら、何度も繰り返せないのです。

皆さんは、悪くなったら治療を受ければ良いと思っていませんか?

それは絶対に間違いです。

今、このことを知っただけでもかなり得をしていますよ。

自分の歯を長く残すためには、いろいろ知って、間違いや誤解を正すことが大切です。

では次に、知ってほしい『歯の寿命の最終ステージ』のお話です。



一見よくある「銀歯」です。特に痛みもなく、普通に食事もできています。

しかーし!!



気を利かせた歯医者さんが、念のため銀歯を外してみると・・・

根の中まで腐っていて、おまけに根がひび割れしています。

この状態になると、治療してもかぶせ物を支えることはできません。

残念ながら、抜歯です。ホントにショックですよ。

えーっ!? 痛くもなかったのに、歯医者に「抜かれた!」と思う人、

良ーく考えてくださいね。


そもそも、神経を抜いてますから「痛み」がないのは当然ですよね。

「痛み」だけで判断するから、虫歯に気付かなかっただけです。


気を利かせた歯医者さんは、銀歯を外して、ひょっとしたらまだ治療して使えるかも?と

善意で治療しています。結果、抜歯になったのは「神経を抜いた歯の運命」みたいなものです。


それと、「銀歯」は良く行われる治療ですが決して精密な治療ではありません。

隙間が大きく、セメントも溶けてきて再虫歯になります。

今なら、CADCAMセラミック(キャドカムセラミック)がベストですね。

今回は、神経を抜いた歯の「銀歯」は「歯の寿命の一歩手前」と知っておいてくださいね。

では、次回は「なぜ、神経が大切なのか」についてお話します。


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