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総入れ歯とは?使用するメリット・デメリットや費用を解説
こんにちは。姫路市飾磨区阿成鹿古の歯医者「おかもと総合デンタルオフィス」です。

日本は超高齢化社会に突入しており、歯の健康や口腔内のケアがますます注目されるようになっています。特に、高齢者の方にとって歯を失うことは見た目だけではなく、食事や会話、さらには生活の質にも大きな影響を与える深刻な問題です。
そうした中で、総入れ歯はすべての歯を失った場合に機能と審美性を補う重要な治療法として、今も広く選ばれています。
今回は、総入れ歯とはどのようなものか、どのようなメリットやデメリットがあるのかなどについて解説します。総入れ歯を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
総入れ歯とは

総入れ歯とは、歯をすべて失った状態の口に装着する人工歯のことです。歯をすべて失うと、食事や発音に不便を感じるだけではなく、見た目や表情にも影響が出ます。総入れ歯は、そうした機能や見た目を回復するために製作され、粘膜に密着させて固定します。
噛む力を補ったり、発音や表情の形成を助けたりする役割も担うため、生活の質を保つうえで欠かせない存在といえるでしょう。
総入れ歯のメリット

ここでは、総入れ歯のメリットについて、具体的に解説していきます。
見た目が自然になる
総入れ歯は、失われた歯を補い、口元の見た目を整える役割を果たします。歯がないと頬や口元が内側にくぼんだように見え、老けた印象になることがあります。総入れ歯を装着すると、顔全体の輪郭が整い、若々しい表情を取り戻せます。
また、自費診療であればより自然な色合いや透明感を再現できる素材が選べるため、本物の歯に近い印象を与えることが可能です。見た目に対する自信がつけば、人前で話すことや笑うことに抵抗がなくなる方も少なくありません。
発音しやすくなる
歯がないと、発音が不明瞭になったり舌を正しく動かせなかったりする場合があります。総入れ歯を装着することで、口腔内の形態が整い、発音しやすくなります。特にサ行やタ行など、前歯を使う音の発音改善に効果的です。
食べ物をしっかり嚙めるようになる
総入れ歯を装着すれば、食べ物をしっかり噛み砕けるようになります。歯がまったくない状態では柔らかいものしか食べられず、栄養バランスが偏る原因にもなりますが、総入れ歯を使えばある程度硬い食品も噛めるようになります。
食事の幅が広がって食べる楽しみが戻るだけではなく、健康維持にもつながります。
治療期間が短く身体的な負担も少ない
総入れ歯は、他の治療法と比べて治療期間が短いのも大きな特徴です。インプラントの場合は、手術とその後の回復期間が必要ですが、総入れ歯の場合は歯ぐきの型取りと合わせて数回の通院で装着が可能です。
また、手術をともなわないため、高齢者や持病のある方でも身体的な負担が少なく、安心して治療に臨むことができます。
総入れ歯のデメリット

ここでは、総入れ歯を使用するデメリットをいくつか解説します。
お手入れが必要
総入れ歯は毎日のお手入れが不可欠です。装着したまま寝るのではなく、就寝前に取り外して洗浄し、入れ歯用の洗浄剤に浸けることで、細菌やカビの繁殖を防ぐ必要があります。こうした手入れを怠ると、口臭や炎症の原因となるだけでなく、入れ歯自体の劣化を早めることにもつながります。
また、口腔内の粘膜や歯ぐきの変化にも注意が必要です。定期的に歯科医院でチェックを受け、入れ歯の状態を確認してもらいましょう。
異物感がある
総入れ歯を装着した直後は、口の中に大きな異物が入っているような感覚を覚えることがあります。特に総入れ歯の床(しょう)と呼ばれる部分が舌や頬、粘膜に接触するため、慣れるまでに時間がかかる方もいます。
ただし、この違和感は、入れ歯を使い続けるうちに徐々に薄れていくことが多いです。舌や口の中の筋肉が義歯の形状に適応し、動かし方を学習していくことで、自然とフィット感が高まっていきます。
外れることがある
総入れ歯は、長く使用していると外れることがあります。特に、大きく口を開けて笑ったり話したりしたときにずれることが多いです。入れ歯安定剤を使用するとズレをある程度予防できますが、完璧に防げるわけではありませんので、違和感を覚えたら歯科医師に相談するようにしましょう。
数年に一度作り直す必要がある
総入れ歯は一度作れば一生使えるというわけではありません。使い続けるうちに顎の骨が痩せてきたり、入れ歯自体が摩耗したりして、フィット感が徐々に悪くなっていきます。放置すると、噛みにくさや話しにくさ、痛みなどにつながるため、数年に一度作り直す必要があります。
保険診療と自費診療の違い

総入れ歯には、保険が適用される保険診療のものと自費診療ものがあります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分に合ったほうを選ぶことが大切です。
保険診療の総入れ歯は、国が定めたルールに沿って作られるため費用を抑えることができます。保険診療の総入れ歯はレジン(プラスチック)で作られるのが一般的で、厚みや強度には制限があるものの、機能的には問題なく使用できます。
一方で、自費診療は使用する素材や治療法に制限がなく、多様な選択肢から自分に合った入れ歯を作ることができます。自費診療では、金属を使用した薄くて丈夫な入れ歯や、シリコンなどの柔らかい素材を使った快適性の高い入れ歯などが選べます。また、審美性にも優れ、見た目が自然で違和感が少ないのも大きな魅力です。
ただし、自費診療の入れ歯は費用が高額になるため、経済的な負担が大きくなる点には注意が必要です。どちらの方法にもメリット・デメリットがあるため、費用、使いやすさ、見た目、耐久性などを総合的に考慮したうえで、歯科医師とよく相談して決めることが大切です。
総入れ歯を作る流れ

総入れ歯はいくつかの段階を経て製作されます。ここでは、総入れ歯を作る一般的な流れについて解説します。
残存歯の治療
口腔内にわずかに残っている歯が虫歯や歯周病にかかっている場合、それらが炎症や感染の原因となることがあります。入れ歯を安定して長く使うためには、そうした病変を先に治療しておくことが重要です。虫歯の治療や歯石除去、必要に応じて抜歯などを行い、口腔内の環境を整えていきます。
また、歯ぐきや粘膜に炎症・腫れがないかも確認し、総入れ歯がしっかりフィットするように準備を進めます。
型取り
治療の後は、総入れ歯を作るために口内の型取りを行います。この工程は非常に重要で、入れ歯のフィット感や装着感を大きく左右します。柔らかい印象材を使って歯ぐき全体の形を精密に採取し、その型をもとに個人に合わせた入れ歯の土台となる模型を作製します。
総入れ歯の製作・装着
口腔内の状態を考慮して、総入れ歯を作ります。完成した総入れ歯を装着し、フィット感や噛み合わせを調整します。見た目の確認も行い、患者さまの満足度を高められるよう調整します。
メンテナンス
入れ歯を作った後も、定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。口の中の状態は少しずつ変化していくため、入れ歯が合わなくなることもあります。入れ歯がずれたり、痛みが出たりした場合は、我慢せずに早めに相談しましょう。必要に応じて調整や修理を行うことで、快適に使い続けられるようになります。
また、入れ歯自体の清掃も毎日しっかり行いましょう。
総入れ歯の費用

総入れ歯の費用は、どの種類を選ぶかによって大きく異なります。保険診療の総入れ歯であれば、3割負担の場合でおおよそ1万円〜1万5,000円程度が目安となります。
一方、自費診療の総入れ歯は、使用する素材や技術によって費用に大きな幅があります。精密な型取りや噛み合わせの調整に時間をかけるため、よりフィット感のある入れ歯に仕上がります。金属床義歯の場合、30万円〜70万円程度が目安でしょう。
また、シリコン義歯やインプラントオーバーデンチャーは、技術的な難易度や使用する素材の関係で、総額が高くなる傾向にあります。インプラントオーバーデンチャーの場合、インプラント体の埋入手術費用として20万〜40万円程度がかかり、入れ歯部分の費用も含めると総額で50万円〜100万円近くになることもあります。
総入れ歯の寿命

総入れ歯の寿命は、一般的に5〜7年とされていますが、素材の種類や手入れの仕方によって前後します。保険診療のレジン製入れ歯の場合は数年で変形や摩耗が見られることが多く、3〜5年程度での調整や作り直しが必要になることがあります。一方、自費診療の総入れ歯は耐久性の高いものも多く、7年以上使用できる場合もあります。
ただし、どのような入れ歯でも、顎骨や歯ぐきの変化に伴って噛み合わせやフィット感が少しずつ悪くなっていきます。違和感や痛み、ズレが生じたまま使い続けると、口腔内のトラブルにつながることもあります。そのため、定期的に歯科医院でチェックを受け、必要に応じて再調整や新調を検討することが大切です。
まとめ

総入れ歯は、歯をすべて失った方にとって日常生活の基本を支える大切な存在です。保険診療のほか、自費診療でも様々な種類の入れ歯が開発されており、より快適性や審美性に優れたものを選べる時代になっています。
ただし、入れ歯は一度作って終わりではなく、定期的なお手入れやメンテナンスが必要です。自分の口に合った入れ歯を選び、正しく使い続けるようにしましょう。
総入れ歯を検討されている方は、姫路市飾磨区阿成鹿古の歯医者「おかもと総合デンタルオフィス」にお気軽にご相談ください。
当院では虫歯や歯周病の治療から、セラミック治療・予防歯科・インプラント・矯正まで幅広く対応しています。当院のホームページはこちら、お電話でのご予約も受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

